ＬＤＫ一体のワンフロアと、
二世帯を区切る廊下を共存

２階建てを平屋にくっつけたような形のＹ邸は、“ＬＤＫ一体のワンフロア”をテーマにした二世帯住宅。　
世帯間で食事など時間帯のズレがあるため、キッチンやトイレなどを別々に持ち、それぞれのスタイルで生活しながらも、気軽に三世代が揃ってゆったり寛げる“ＬＤＫ”が設けられている。そのＬＤＫとつながりのある座敷は、お子様が遊んだり、襖を閉めることでご祖父母様が来客をもてなしたりできる共有スペースになっている。
ＬＤＫや和室のような共有スペースを設けながらも、家の中央に廊下を設けて二世帯の生活空間を区切ることで、程よい距離感が保てる動線になっているのもＹ邸の大きな特徴だ。その廊下から直接出入りできる位置に洗面脱衣室や浴室、トイレを配置し、なおかつ回遊性をもたせることで、誰にも気兼ねすることなく自由に使えるよう配慮されている。「１番打ち合わせしたのは動線ですね」とご主人が言われるように、ご家族みんながのびのび大らかに暮らせる住まいだ。

多様な要望に技と発想で応え、
美しく心地よい住まいを実現

二世帯の程よい距離感を実現したＹ邸には、「住和建設」の独創性が光る。正面の飾り棚は、ホールを通る時に邪魔にならず、なおかつ物が飾れるよう考えられた、この家だけのオリジナルデザインだ。また、玄関収納もポストも同社のオリジナルである。
なかでもご主人のこだわりに同社が得意技で応えた象徴と言えるのがリビングだ。壁一面のほとんどを覆うテレビボードと収納壁は、同社の造作家具。また、「朝日が入るようにしてほしい」とのご要望から、その造作家具の上には横長の窓が配置されている。夜には違った表情を楽しめるよう間接照明も取り付けられている。
南北に建つＹ邸。通常は風が通らないのだが、設計上の工夫により風が通るようになっている。「夏は涼しくて快適でした」と微笑む奥様。加えてオール電化、エコキュートを搭載したことで、アパートに住んでいた時よりも光熱費が安くなったという。Ｙ邸は心身に健やかで財布にも優しい住まいでもある。