隠すための収納と　見せる収納の併用で　住空間を楽しく彩る

要の土台と柱には　紀州産の芯持ち材を使い　安心が長く続く住まいに

楽しげに空間を彩っているのは、可愛い雑貨たち。例えば、キッチンでは隠したいものを食品庫にきちんと収めながら、食器や調理器具には見せる収納を取り入れるなど、見せ方のセンスがとにかくいい。Ｉ邸はどこを見ても、雑誌から飛び出したような雰囲気なのだ。実際、奥様には本や雑誌を見て温めてきたイメージがあり、打ち合わせの際にも、写真を見せながら細かく要望を出していったとか。「何でも話しやすかったですし、自分で好みの照明を用意したり、建具の製作を知り合いに頼んだりしてもいいと言われたのも、山下ホームに決めた理由のひとつです」と奥様。隅々までこだわりが活かせたのは、同社との出会いも大きかったよう。新居には奥様が働く美容室も併設されているのだが、やはり奥様らしさがにじみ出る仕上がりになっている。　


雑貨が飾りやすいように、壁は白を基調にしたいと考えていたそうだが、玄関ホールやトイレ、店舗の壁には調湿や空気をキレイにする効果のある漆喰が塗られている。そして、ＬＤＫや玄関ホールの白い壁に映える濃い茶色の床は、ヘリンボーンと呼ばれる貼り方がされたムク材。要所に自然素材が取り入れた空間は、どこか優しくて健康的。しかも、同社では、建物を支える土台と柱にもムク材を使用。50 60年かけてじっくりと育つことで年輪が細かく詰まる、紀州産の芯持ち材（木の芯が入ったもの）を標準で使っているという。湿気を吸収するなど、富山の気候風土に合っているだけでなく、強度をあらゆる面から測定しＪＡＳ認定されたシリアルナンバー入りのものだ。
　理想の暮らしを心から楽しむ様子に、こちらも自然と笑顔になってしまった。