2012年掲載 施工実例レポート
更新日:2012年12月13日
敷地全体が絵になる南仏をイメージした家で
穏やかで心豊かな暮らしを楽しむ
(株)森の四季社
新築氷見市・T邸










ムクのパイン材や 自然光が明るく 温かい空間を演出する
柱や筋交いに加えて 面でも家を支えることで 地震にも強いつくりに
これまで県外に住んでいたTさん。若々しいご夫婦だが、新居は故郷で老後を楽しむための家を・・・と建てたもの。2階はお子さんやお孫さんが遊びに来た時に利用してもらうゲストスペースで、生活は1階だけでできる間取りに。そして、雰囲気として描いたイメージは、ご夫婦で旅をして魅せられたという南フランスの家。素焼風の洋瓦やキッチン床のタイル、玄関ポーチや食品庫入口のアーチ型の下がり壁など、緑の森建築工房にイメージを伝えながら形にしていったそう。床にはパインのムク材がふんだんに使われ、梁の一部など構造材も見えるつくり。木の温もりが何とも心地いい。全体に明るいのも印象的で、例えば、ダイニングを6角形にすることで4つの方向に窓をとり、朝から一日中、どこかの窓から光が射し込むよう工夫されている。
構造面では、柱や筋交いで家を支える従来の木造軸組工法に、構造用合板を併用。面でも支えることで、地震によってかかる力をバランスよく分散する仕組みになっている。また、冬に訪ねた同社展示場では、大きな空間にも関わらず暖かったそう。現場で隅々まで断熱材を吹き付けるという展示場と同じ施工がT邸にも施され、防露型のサッシでも断熱性が高められた。遮音性も高く、大型車の往来も多い道がすぐそばにあるけれど、まったく気にならないとか。実に穏やかな住まいだ。
バーベキューにも最適な広いウッドデッキをはじめ、ガレージの中には趣味の木工などができるご主人の部屋が作られた。奥様もガーデニングをしていて、第二の人生をいきいきと満喫している様子。これからも畑をするなど、ご夫婦のプランは尽きないよう。
- スケジュール
- 情報収集開始:2007年ごろ
具体的行動:2010年3月ごろ
メーカーの決定:2010年3月ごろ
工事契約日:2010年7月17日
設計期間(基本・実施):約6週間
工事着工日:2010年8月10日
上棟式:2010年9月21日
竣工:2010年12月20日
- メーカー担当者
- 一級建築士 高田 勉
- 落ち着きや温もりのある飽きの来ないデザインで、ご家族という主役の背景として、いつまでも絵になる家を提案。自然の木をたっぷりと使いながら、お客様の夢や希望の一つひとつを、じっくりと丁寧に形にしています。
- (株)森の四季社
-
所在地:
富山市下大久保1107-1
TEL:076-468-3735
URL:https://shikisha.jp/
メールアドレス:info@shikisha.jp
営業時間:10:00〜17:00
定休日:無休