2013年掲載 施工実例レポート
更新日:2013年01月11日
ふんだんに使用したムク材
素足で過ごせば伝わってくる
自然のぬくもりとやすらぎ
(株)森の四季社
新築富山市・T邸










吹き抜けから降り注ぐ自然光
明るい空間が心地いい
床にも腰壁にもパイン材を使い、ぬくもりのある空間に仕上げられたT邸のLDK。テーブルやイス以外に必要な家具のほとんどは、雰囲気や好みに合わせて作り付けたため統一感もある。床は実際に触れてみると、柔らかくて温かい質感がよくわかり、ご家族がみな素足であることに納得。お子さんが走り回っても、これなら安心できる。自然の木をたっぷりと使った家づくりにしたのは、「緑の森建築工房」との出会いがきっかけという。
LDKはワンルーム型でご家族が集いやすく、ダイニングからもリビングからも和室で遊ぶお子さんの様子やテレビが見やすいつくり。しかし、ダイニングには、外にせり出すように作られた6角形の部分を専用スペースにあてるなど、ゆるやかに区分けがなされている。空間はそれだけ広くなってしまうが、LDK上部に設けた吹き抜けを介して、南向きのベランダからの自然光が入ってくるよう設計。明るさも快適さも、申しぶんない。
木造軸組+構造用合板で強度
断熱性能にもこだわるつくり
新居の完成が待ち遠しくて、建築中は毎日のように現場を見に通っていたそう。同社では、営業、設計、施工、アフターまで1人のスタッフが担当するため、「要望がすぐにきちんと伝わるし、対応にも信頼できました」とご主人。同社は構造面への信頼も厚い。従来の木造軸組工法とは柱や梁、筋交いで家を支えるものだが、さらに構造用合板を併用して面でも家を支え強度をアップ。断熱工事には発泡ウレタンを隙間なく吹き付ける方法をとることで、断熱性も高めるなどしている。
奥様が出した要望のひとつが、収納スペースを多く設けること。玄関収納内の雨具かけや、浴室並びにあるユーティリティ内に着替えをしまう棚を設けるなど、容量のみならず、使う場所に片付けられる点も主婦には助かる。他にも、キッチンを中心に回れるように計画された家事動線のスムーズさ、どこにいてもお子さんの声が聞こえる一体感のあるつくりにも安心でき、気に入っているそうだ。
- スケジュール
- 情報収集開始 2010年頃
具体的行動 2010年頃
メーカーの決定 2010年冬頃
工事契約日 2012年6月12日
設計期間(基本・実施) 約6週間
工事着工日 2012年7月6日
上棟式 2012年8月1日
竣工 2012年11月20日
- メーカー担当者
- 一級建築士 高田 勉さん
- その時だけの流行を追うのではなく、長年住み続けても飽きの来ないデザインを提案。自然の木をふんだんに使いながら、お客様の夢や希望を丁寧に心を込めて形にしていきます。
- (株)森の四季社
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所在地:
富山市下大久保1107-1
TEL:076-468-3735
URL:https://shikisha.jp/
メールアドレス:info@shikisha.jp
営業時間:10:00〜17:00
定休日:無休