家づくり成功マニュアル

着工・竣工・引き渡し

いよいよ着工です。なるべく現場に足を運び、 進捗具合を確認しましょう。

着工〜引き渡しまでの流れ

着工準備 解体工事 建て替えの場合は既存の家を解体し、地面を平らにならして新たな家が建てられるようにします。
着工 地縄張り 敷地に建物を建てる位置を決めるのが「地縄張り」で、地鎮祭と一緒に行うのが一般的です。隣家や道路との関係など、図面と実際に確認するのでは印象が違う場合もあるので、現地での立ち会いがベター。
地鎮祭 土地のおはらい、お清めをしてもらい、工事の安全と住む人の末永い幸せを祈願します。施工業者が担当する場合、費用が工事請負契約に含まれているか確認を。神主さんへの謝礼は1~2万円が相場。
基礎工事 地盤状況に応じたコンクリート基礎の工事。土間コンクリートの工事も含まれます。
上棟 基礎の上に家の骨組みを組み立てていく工事。
上棟式 工事の無事を祈願して工事に携わる関係者を歓待するもので「たてまえ」とも呼ばれます。
CHECK!工事中間金の支払いもこの時期を目安に。
屋根工事 下地や防水工事、瓦や金属屋根材の工事。
電気水道工事 電気の配線・配管工事、屋内外の給排水工事。
CHECK!コンセントの位置はこのタイミングでチェック。
内装工事 壁や床、天井など室内の仕上げの工事。
CHECK!壁下地補強はこのタイミングで。
建具工事 金属製建具や木製建具、ドア、障子などの取り付け工事。
(施工業者による検査)
内部設備機器取り付け 給湯、給排水設備工事、冷暖房設備工事、照明工事、通信設備工事など。
外構工事・植栽 エクステリア工事、庭の工事。
竣工 竣工検査 引き渡し前の最終検査。できれば家族全員で立ち会いましょう。
不都合な部分があれば引き渡しまでに直してもらいます。
引き渡し 各機器の説明をしてもらい、保証書、取扱説明書、鍵を受け取ります。

チェックポイント

近隣への挨拶
工事が始まる前にはご近所への挨拶を忘れずに。工事中の騒音や車の出入りなどで迷惑をかけることなど、工事責任者と一緒に回っておくと引越し後も何かとスムーズにいきます。
工期の遅れを確認
工期が遅れると入居時期も遅れてしまうため、工程表を確認し、進み具合をこまめに確認しましょう。木造軸組工法では着工から完成までおおよそ4〜6ヵ月が目安。
追加工事費も予定しておく
工事スタート後、造り付けの家具を追加したり、仕様の変更をしたりと追加工事が発生することがあります。こうした費用も予定しておきましょう。
竣工検査はここをチェック!
外壁 傷、汚れ、ひび割れ、仕上げの凹凸、塗り残し、サイディングやサッシのつなぎ目
壁・天井 壁紙のしわ・たるみ、コーナーのはがれ
隙間、傷、汚れ、きしみ、床鳴り
収納棚・引出し 指定サイズに仕上っているか、開閉の不具合
ドア・障子・窓 建てつけ、開閉の不具合、鍵の施錠
水廻り 給排水、水漏れ、水の濁り
バルコニー 手すりのガタ、コンクリートのひび割 れ、雨水の排水
その他 ガス・水道・空調・照明の作動、機材搬入の際のキズ、スイッチ・コンセン トの位置・個数