2016年掲載 施工実例レポート
更新日:2016年01月25日
匠の技と知恵が冴える!
二世帯が安心して暮らせる家
(有)住和建設/じゅうわほーむ
新築富山市・S邸










明治時代の建物に
新しい生命を吹き込む
S邸は、お子さん家族との二世帯住宅。玄関、客間、リビング、ダイニングを共有スペースにしながら、キッチン、浴室、トイレが別々に設けられている。家族一緒にダイニングで食事、リビングで寛ぎの時間を楽しむ一方、バス・トイレはプライベートな時間を大切にゆったりと。つかず離れずの距離感で、家族の絆を深められる心地いい空間設計が特徴だ。
親世帯の居住空間は、玄関から左手。長さ20mほどの廊下が伸びる。白川石を配した坪庭とホール正面には御影石を使った飾り棚が印象的な玄関・ホールとともに、まるで高級日本旅館の趣。実は、100年の歴史を受け継いできた明治時代の建物をリノベーションした。古民家再生を手がける住和建設の知恵と技術を結集させ、現代の生活に合った住まいによみがえらせた。圧巻は寝室。漆塗りの太い柱に梁、白漆喰を使った豪壮なしつらえ。木組みの美しさが目を引く。高い天井を生かしてレイアウトした現代的なロフトも使い勝手がよさそうだ。
エコカラットの作業に参加
家づくりを身をもって経験
共有スペースのLDKは30帖ほどの開放的な空間。足裏から温もりが伝わってくる。親世帯のDKにはガスを熱源にした床暖房を敷設。そして、共有スペースのLDKには電気式の床暖房を採用。万が一のときでもどちらかが使えるようにしてある。快適で安心な暮らしへの備えも住和建設の家づくりのポリシーだ。
壁にはエコカラットが施工されている。調湿や結露防止、ニオイ吸着に効果のあるタイル状の壁材が、まるで美しいアート作品のよう。ご主人と住和建設の伏間社長がデザインにこだわり、タイルを一枚一枚丁寧に貼り付けていった。夜にはスポットライトによって陰影が生まれ、レリーフのような立体的な表情を見せる。ご主人は「大工さんにすべて任せず、手作業を経験したことで、完成したときの喜びもひとしお。家への愛情も増しました」とうれしそう。玄関には季節を表現した御影石の飾り棚と、月を象徴した照明。邸内各所の趣のある佇まいとアートな感覚がSさん家族の人柄を物語っている。
- スケジュール
- 2012年 情報収集開始 春頃
2012年 具体的行動 夏頃
2012年 メーカーの決定 秋頃
2012年 工事契約日 12月20日
2013年 設計期間(基本・実施) 約3ヶ月
2013年 工事着工日 6月3日
2013年 上棟式 9月15日
2014年 竣工 3月24日
- メーカー担当者
- 専務 伏間 崇太郎
- 創業は明治40年。100年以上前から地域の方々にご愛顧いただいています。北陸の四季を知り尽くした匠の技、知恵で家づくり。
完全自由設計、オリジナルな住まいを提案。ご家族のライフスタイルや趣味についてじっくり話を聞き、設計プランに生かしていきます。
受注のほとんどが紹介の工務店です。専属営業マンはおらず、“住まわれる方に喜んでもらうこと”をモットーに取り組んでいます。
- (有)住和建設/じゅうわほーむ
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所在地:
富山市東老田1103
TEL:076-436-3221
FAX:076-436-2651
URL:http://www.jyuwakensetsu.co.jp/
メールアドレス:jyuwak@jyuwakensetsu.co.jp
営業時間:8:30~17:30
定休日:日曜、祝日、第1・3土曜