2018年掲載 施工実例レポート
更新日:2018年01月23日
ひとりだけの時間も
みんなで過ごす時間も
大事に育む住まい
(株)スタジオ・エム
新築富山市・F邸










兄弟家族が集まって
食の時間を楽しめる空間
玄関ホールに入ると、ガラス窓にうっすらと向こう側の空間が見え、興味がそそられる。そしてドアを開ければ、開放的なダイニング・キッチンが広がり、その向こうには庭も造られている。
木目調と白を基調としたダイニング・キッチンでひと際目を惹くのが、ステンレスと無垢材、コンクリートからなる造作キッチン。それぞれの素材が持つ無骨さと温もりが相まって、独特の雰囲気を漂わせている。また、スピーカーからはBGMのような心地良い音楽が流れ、おしゃれなショップに遊びに来たような気分だ。
奥様の兄弟家族は、みんなで13人。この個性的な間取りは、「みんなで集まれる家がほしい」という思いから生まれた。ダイニング・キッチンでは鍋やたこ焼き、庭ではバーベキューをして楽しめる。また、造作キッチンはダイニングテーブルと一体化しているため、各自が自由に動きやすい。大勢でもスムーズに配膳や片付けを行える。
玄関ホールの反対側には、2人が並んで歯磨きができるほどゆったりとした広さの手洗いがある。脱衣・サンルームと分けられているため、遊びに来た兄弟家族や友人が手を洗いやすいのもいい。
プライベートと
パブリックを上手に共存
みんなの共有スペースを大切にしながらも、階段下を利用した奥様の趣味室や、2階リビングのロフトにあるご主人の趣味室など、ひとりの時間を大切にできるプライベート空間がうまく共存していることも、F邸の大きな魅力だ。
「生活感が出ないように」と、2階にリビングが配置されていることもユニーク。そのリビングと段差で区切られたキッズコーナーは、壁に落書きをしたり、絵や写真を貼ったりと、お子さんがのびのび過ごせるスペース。吹き抜けを通して、1階にいる家族の気配を感じられるため安心して過ごせる。
隣家が迫る住宅地の細長い土地に建つF邸。そのような条件下にあるとは思えないほど、リビングの窓から入った光が家全体を明るく照らす。高い位置にある窓やガラスブロックからも光が入り、毎日が心地良い。大勢でも1人でも、豊かな時間を過ごせる住まいだ。
間取り
家づくりにおけるポイント
設計ポイント A
隣家が近いため、高い位置に窓やガラスブロックを取り付けて光が入り視線が抜ける、明るく開放的な空間に。
設計ポイント B
土地が細長いため、その特性を上手に生かせるよう、キッチンを軸に庭を造成した。
- スケジュール
- 2016年 5月 情報収集スタート
2016年 5月 具体的アクション
2017年 3月9日 工事契約日
設計期間(基本・実施)
約16週間
2017年 6月5日 工事着工日
2017年 7月21日 上棟式
2017年 10月 竣工
- メーカー担当者
- デザイン 嶋田 薫さん
- ● 好きなものがハッキリしているご夫妻ですので、イメージが掴みやすかったです。「家族で集まってナチュラルな生活をしたい」というご要望を叶えることができるよう、ダイニング・キッチンと庭に連続性を持たせる動線にしました。庭にはジューンベリーという実のなる木をシンボルツリーとして植えています。
- (株)スタジオ・エム
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