家族の気持ちに寄り添い
段階的な家づくりを叶える

　富山市の閑静な住宅地に建つI邸は、4年前に発行した弊誌でも一度紹介している。再登場の理由は、前庭が美しく整備されたこと。サブテラスを造り、芝生をはって、フェンスを設けたことで、暮らしの充実度が今まで以上にアップしたのだ。もうすぐ新しい家族になるワンちゃんが息子さんたちと楽しく遊びまわって、ご主人が庭いじりに精を出す様子が思い浮かぶ。家族が憩うサブテラスは、日差しの強い夏に通園バスを待ったり水遊びをしたりもできる。またフェンスは網状になっているので、視界を遮らず開放感が保たれている。ご主人がガーデニングに没頭するようになったのは『森の四季社』の高田社長の影響も大きい。同社のハウジングギャラリーにはバラ園があり、約70坪のイングリッシュガーデンを整備している真っ最中だ。社長の姿に影響され、ご主人もバラを育て始め、美しい世界の虜になっている。
　家の中は、寒い季節になれば薪ストーブの熱で全体が包み込まれる。パインの無垢材の心地よさもあいまって、子供たちは冬も素足で動き回っているという。築年数が経ち、ご主人は火加減の調整もお手のものになった。そして家族が揃う休日は、ご主人が薪ストーブでピザを焼いて、みんなで熱々を頬張るのだそう。自然と家族が火のまわりに集まってくるのも、薪ストーブの大きな魅力だろう。I邸にはこれからも、温かく楽しい記憶が刻まれていく。