家中どこでも快適に過ごせる地球にも家族にもやさしい住宅

　砺波市のS邸を訪れると、ご主人が家づくりで大切にしたことを教えてくれた。「実家が湿気のたまる家だったので、新居を建てるときは風通しの良さを重視したいと思っていました。でもハウスメーカーを訪れてもデザインの話が主体になってしまって、構造や性能についての話をしてくれる人がいなかったのです」と振り返る。何社も訪問しても思うような話をできずにいたが、『鷹栖建工』の営業担当者は違っていた。同社が取り入れる「全館空調システム」の説明を聞き、心が動いたという。気密や断熱の性能、空気がどのように循環するかを丁寧に話してくれて「ついに本物が現れたと思った」と話す。
　「全館空調システム」の家は、きれいな空気を取り入れながら暮らせるだけでなく、年間を通して家が快適な室温に保たれている。断熱材が建物全体を覆っているので、部屋ごとの温度差もない。気密性の高さは省エネにも直結するとあって、家計にもやさしい。 世界中で限りある資源を大切に使おうという声が上がっている時代だからこそ、エネルギー効率の高い家での暮らしは、もっと注目されるべきだろう。

木の温もりにあふれた帰りたくなる家をつくる

　ご主人が性能を重視した一方で、奥様はデザイン性にこだわった。奥様は「やさしさ、落ち着き、帰りたくなる家にすることを大切にしました」と教えてくれた。無垢材にこだわったのもそのためで、木の温もりに包まれていると心が落ち着く。アクセントカラーも、穏やかなグレージュ系の色合だ。「余白」が多いのもS邸の特徴で、造り付けの収納が至るところに設置されていて、各部屋とも収納力の高さが魅力だ。「物を部屋に出したくなかった」という奥様の気持ちを反映した設計だが、仕事から帰ってくつろぐ場所だからこそ、目につく場所の情報量を極力減らしてリラックスできることを大切に考えている。また奥様は高齢になったときの生活を想像し「1階だけでも暮らせるようにしました」と話す。
　S邸はご主人が性能、奥様がデザイン性にこだわり、互いの希望を叶えた。Sさんご夫妻だけでなく、多くの人の気持ちに応える力を『鷹栖建工』は持っている。