共働きの主婦を応援
時短生活を設計でサポート

　滑川市の住宅地に建つG邸は、家のどこに居ても天然木の温もりを感じられる心地いい住まい。玄関横の格子や室内土間、漆喰の壁など随所に和テイストが取り入れられている。天然木はすべてヒノキで、漆喰の壁塗りは家族みんなで参加した。以前のアパート住まいで乾燥に悩んだ経験もあり「湿度調整の機能を持つ木の家への憧れがあった」と奥様。梁や柱の姿からは強固な構造が伝わり、これから長年にわたって家族の生活をしっかりと守ってくれる家であることが想像できる。設計したのは、天然素材や国産の無垢木を使った住宅や店舗造りに定評がある『凌／サイエンスホーム高岡店』。奥様は「インスタグラムに流れてきた写真と『木の温もり』という言葉に惹かれた」と話し、一目惚れが家づくりにつながったと紹介する。 共働きでお子さんも小さいため、一家の生活は時短が鉄則。朝起きて1階に移動してからは、2階に戻ることなく出勤できるようにクロークも1階に設置されている。また造作の洗面台を依頼し、夫婦で外出時間が重なるときも譲り合うことなく身支度ができるようになっている。

匠な空間の使い方で
バイク専用の土間を造る

　奥様が最初にリクエストしたのは、玄関の広さとバイクの室内管理だ。バイクは元々ご主人だけの趣味だったが、奥様も中型免許を取り2人で兼用している。「夜に近所をドライブするだけでも気分転換になります」と話すほど、夫婦にとって大切な存在だ。この希望に対して『凌／サイエンスホーム高岡店』の一級建築士が提案したのは、格子でリビングへの視線を遮りながらも、玄関と土間を一体化させること。格子は扉や壁のような閉塞感がなく、空気を通すので室内環境を良好に保ってくれたり光を届けてくれたりとメリットが大きい。リビングに土間を設けたことで、バイクもずっと眺めていられる。またG邸は吹き抜けになっており、天井のシーリングファンも空気循環を助けている。2階にはご主人のワークスペースも造られ、家で仕事をすることで休日出勤や残業も減ったそう。 新居の住み心地に大満足の夫妻。温もりある空間で、家族の絆を深めていく。