ショールームショップガイド

行ったあなたが「得」をするショールームで差をつけろ!

「やってみて、はじめてわかる」とか「やってみなければわからない」ってことが、いろいろとあるものです。
でも、一生に一度の家づくりの際には、そんな賭けはできるだけしたくないもの。
そのために、事前に「やってみられること」のひとつに、ショールーム訪問があります。

キッチンから考える「何のためのショールーム?」

 「シンクの素材には、ステンレス、ホーロー、人工大理石、アクリル樹脂等がありますが、どれがいいですか?」。家づくり最中のある打ち合わせでこんな質問をされたら、どうしますか? 何の予備知識もなかったら、「何が違うんですか?」と、質問するのが精一杯。シンクに限らず、ワークトップ、水栓レバー、食器収納、食洗機、ディスポーザー…等、キッチンは日々進化しているにも関わらず、あなたに予備知識がなかったら、「お任せします」と伝えるのが関の山。最高の出逢いを、逃してしまうかもしれません。
 家本体の設計を優先するがために、ついつい後回しになってしまうのが、住宅設備機器。特にキッチンは、奥様にとって生活の中心になる場所。快適に調理したり、後片付けがラクだったりすると、それだけで1日が幸せに感じられるものです。そんな奥様の幸せのために、各キッチンメーカーは日々研究を重ね、メーカー独自の機能を最新機種に導入。誰もがその成果に触れられる場所が、ショールームなのです。
 この先毎日、何10年も使い続けるキッチンだから、最新機能を盛り込んだ最新の機種を、自分で見て、触れて、納得して選びたいもの。システムキッチン1台の価格は、車1台に優に値します。試乗をせずに新車を買う人がいるでしょうか? キッチンを「試用」するつもりで、ショールームを訪れましょう。

トイレ、バスルームから考える「進化に遅れたら損をする!」

 あなたは1日に、自宅のトイレに何回入りますか? 例えば寝坊した朝、リビングは素通りしても、トイレには入ります。仕事で疲れて帰宅した夜、書斎は使わなくても、トイレには入ります。ところが、家づくりの際にリビングや書斎にこだわっても、トイレにこだわる人は多くありません。それは、とてももったいないことです。
 あえて断言すると、トイレはリビングや書斎よりも、この10年ではるかに進化しています。最近のトイレは、背後のタンクを省くことで便器の奥行きを短くし、空間が狭くても圧迫感が感じられないものが人気です。便器も多機能になり、洗浄、乾燥、脱臭機能は当たり前。自動で便座カバーが開いたり、音楽が流れたり、室内エアコンと連動したり等、様々な機能が付加されています。
 進化の速度は、バスルームも同じ。ジェットバスやマイクロバルブバス等が普及したことで、バスルームの滞在時間が長期化。それに伴い、浴槽の素材や形状に様々なパターンが生まれ、浴室内テレビは大型化、照明器具は多様化し、浴槽そのものを振動させてスピーカーとして音楽を楽しむ装置等、リラクゼーション化が進んでいます。もしかするとリビング以上にくつろげる昨今のバスルームは、新築の機会に導入しないと損をする!?と感じるほどです。

ショールームから考える「自分で動く大切さ!」

 キッチン、トイレ、バスルーム等の住宅設備機器は、1日の使用頻度が高いにも関わらず、家づくりの作業の中で後回しになる傾向があります。なぜなら、家づくりのパートナー(ハウスメーカーや工務店、建築士等)は、家の構造や駆体、間取り等、家本体を設計・工事する仕事を主としているからに他なりません。パートナーも住宅設備機器に関する知識は豊富に持っていますが、完璧ではありません。生活設備機器が暮らしに密接に関わっているからこそ、あなたにしかわからないことがあるからです。
 建築士が設計するのは、いわば家という枠組みです。それだけで、あなたは暮らしていくことはできません。その枠に、ドアや扉をはめ、キッチンやトイレを取り付け、家具や照明を入れることで、はじめて暮らしていけます。そう考えると、何を自分で動く必要があるかがわかってきます。
 信頼できるパートナーに、家づくりを任せることに越したことはありません。しかし、どんなに意見を交わしても、あなたじゃなければわからないことが、実際にはたくさんあります。それは、毎日頻繁に利用するからこそ、暮らしに身近すぎて見えていないものかもしれません。無意識に享受している心地よさ、理屈ではない使い勝手の良さを、自分自身で再確認するために、ショールームへ出掛けることをおすすめします。

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