高強度・高耐震構造が柱の少ない大空間を実現

　展示場で出会ってから、セキホームの家がずっと忘れられなかったというご主人。モデルハウス見学や話し合いを何度も行うなかで、同社のデザインや間取りの素晴らしさを体感するとともに、提案力や設計力の確かさ、家づくりへの熱い想いにも感銘し、「ここなら間違いない」と決定した。以後の打ち合わせは、いくつもの要望を出し、いくつもの提案を出してもらいながら、じっくりと進めていったそう。そして、約10カ月をかけ、ご夫妻の希望をすべて叶えたプランは完成した。
　ご夫妻の要望を形にしたのは、セキホームの『思希』の家。春夏秋冬の移ろいを感じながら、家族らしい暮らしを紡いでいくことをコンセプトにしており、木造軸組工法とパネル工法の併用によって実現した大空間、天井まである窓やドアなど特注の建材がもたらす上質感が魅力だ。さらに、ここに、ご夫妻の様々なこだわりをプラス。眺めて美しく、佇んで心地いい、O邸はそんな価値ある家となった。

和の意匠をとりいれながら快適さと便利さを追求

　O邸をより美しく描き出すのが、あちこちに施された和のしつらいだ。なかでもご主人がこだわったのが外観と坪庭。外観は前流れ屋根にして、優雅さがより引き立つように、坪庭は四季を表現する植栽をおこない、玄関と和室から眺められるようにした。奥様がこだわったのはキッチン。オープンな印象を保ちながら、雑多な手元は隠せるように、フロントとサイドに立ち上がりがついたユニットを導入した。
　ＬＤＫと和室、あわせて約30帖の大空間をさらに心地よくするため、風通しのよさも追求した。窓を開けていると微風が吹いてくるので、真夏でもエアコンがいらないほどだという。
　寝室を1階に配置し、起きてから寝るまでを、なるべく1つのフロアで済ませられるようにしたのも特徴。ご主人が趣味を楽しむための書斎、大物もラクに片付けられる小屋裏収納があるなど、快適さと便利さを求めた工夫もいろいろあり、ご家族の暮らしはますます豊かに深まっていきそうだ。