理想の家をイメージする
住まいは、一生に一度の大きな買い物。後悔しない家づくりは、まずどんな暮らしがしたいのかをみんなでイメージすることからはじまります。この時期が一番わくわくする時期かもしれません。家族の憧れの家を思い思いに語り合いましょう。
まずは家族で理想の家をイメージ
外観・内装のテイストや、キッチンやリビングの広さなど、最初は憧れを思いつくままに挙げてみましょう。現在の住宅で気に入っている点、不満や不便な点を洗い出してみると具体的にイメージしやすくなります。
情報収集をしよう
住宅情報誌やインテリア雑誌、インターネットでは住宅の最新動向がわかります。建てた人の口コミ も参考に。普段から気に入った雑誌記事や写真をスクラップしておけば、住宅会社にイメージを伝える時に役に立ちます。家づくりのプロセスや工法、住宅ローンの概要についても調べておきましょう。
要望リストに優先順位をつける
家族の希望をリストアップしたら、予算や敷地条件、法的規制に合わせて「これだけは譲れない」ものに優先順位をつけましょう。予算を重視するあまり、こうすればよかったと後悔しないようにしたいものです。そのためにもお金をかけるべき所、妥協するポイントを見極めることが大切です。
間取りは20年後を見据えながら
時とともに家族構成が変化し、必要な部屋数も変わります。住みやすい家とは、その時々の変化に柔軟に対応しうる家。子供を持つ予定、親との同居予定など10年、20年先のライフプランを見越し、間取りに余白や可変部分を残しておくことが重要です。
モデルハウスに出かけてみる
雑誌や資料請求で気になる住宅会社を見つけたらモデルハウスに足を運びましょう。現地では家全体の雰囲気や素材の質感、住宅会社の得意な工法を確認。聞きたいことがあれば担当 者に積極的に質問してみましょう。
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間取り |
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内装 |
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設備 |
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外構・庭 |
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住まいの最新キーワード
住まいの快適性能や環境性能は日進月歩のスピードで進化しています。最新の動向を知っておくと工法や依頼先を選ぶ基準が作りやすくなります。ここでは気になるキーワードを見ていきます。
ひとつが「創エネ」の住まいです。東日本大震災後、自然エネルギーが見直されています。ガスで電気とお湯を作る「エネファーム」「エコウィル」をはじめ、太陽光で自家発電し余った分を貯めたり売ったりできる住宅が各メーカーで開発されています。
「長期優良住宅」も注目です。2009年施行の「長期優良住宅制度」に基づいた住宅のことで耐久性、耐震性、省エネ性などにおいて一定基準を満たしていれば減税や住宅ローン優遇などのメリットが受けられます。
中古住宅のようにキッチンやユニットバスの入れ替え、壁のリフォームを行うだけでなく、家の基礎や骨組みを再利用し、新築と同程度の耐震基準や断熱性を実現するのが「再生住宅」です。新築を購入するより安価で手に入り、環境にやさしい家としても注目されています。
比較的災害が少ないと言われる富山県ですが、「地震に強い家」は欠かせないキーワード。昨今の「住宅品確法」では3段階の厳しい「耐震等級」を満たすことがメーカーに義務づけられています。家を建てる際はこうした耐震性能も忘れてはいけません。
家とは人の成長を健やかに見守り、生涯にわたり安心を届けていく場所でありたいものです。すべての世代の人々が安心して過ごすことができる「バリアフリー」や「ユニバーサルデザイン」はもはや家づくりの当たり前のワードになりつつあります。また、子どもが小さい時は子ども部屋を作らず、LDKで家族の気配を感じながら過ごせる部屋づくりなど、その家族ごとのカタチに囚われない住まいが生まれています。