家づくり講座

STEP5 見積もり

「見積もり」はこつこつと根気よく

イメージ見積もりは楽しい作業ではありませんが、しかし、避けて通るわけにはいけません。
こつこつと根気よく一つずつチェックしながらクリアしていきたいものです。
この労力がマイホームとして報われる日がきっと来ます。

●依頼先と工法を決める

 ハウスメーカーや工務店など、気に入った「依頼先」を3社ほどに絞り、同一条件で相見積もりをとります。この場合、3社は基本的に同じタイプの「依頼先」と「工法」のところにします。例えば、工法が在来軸組と2×4とでは見積もりの書式が異なって比較が面倒になります。そのために最初に「依頼先」のタイプと「工法」を決めておきます。

●見積もりに必要なもの

 それぞれに敷地の条件、希望の予算、イメージする住宅の概要の3点を提示します。イメージする住宅の要望を伝達するときは、家族構成、趣味、家族の生活パターンなど、具体的に示します。また、各社には相見積もりをしていることを伝えるのがマナーです。

●比較しやすいように

 相見積もりでは、同一条件で何社かに概算見積もりを出してもらいますが、単に総額が安ければいいといったものではありません。15種類ほどある工事種別ごとの費用を見比べ、そのトータルの本体工事費を見ます。工事種別ごとに各社の比較ができないことには、相見積もりの意味がありません。そこで各社の概算見積書のフォーマットを統一し、それに合わせて金額を出してもらいます。

●相手に上手に伝える

 自分たちの思いをいかに正確に相手に伝えるか、これが相見積もりのポイントの一つです。そこで伝えるときは、具体的に箇条書きにして提出します。参考になる雑誌の切り抜きやデジカメ写真などがあれば一緒に添付し、なるべく分かりやすいように工夫しましょう。それと、実際に設計を担当する技術者に直接伝えることも大切です。

●本体工事費と別途工事費

 相見積もりをチェックする際は、まず見積書に含まれている本体工事費と、そうではない別途工事費を確認します。例えば、別途工事費は、冷暖房工事、家具工事、外構工事などで、オプションになっています。
 問題は、本体工事費と別途工事費の内訳が、依頼先によって異なっていることです。例えば、A社では家具工事は本体工事費の一部に含まれているが、B社では別途工事費の扱いになっていたりします。見積もりをチェックするときには、そのあたりをまずチェックします。

●担当者から説明を

 概算見積もりやプランのチェックの際には、依頼先に提示した要望書と突き合わせながら、一つずつチェックします。このときに担当者から具体的に説明を受けるようにすると、より正確な内容が分かります。

●自分の目で確かめる

 見積もり段階では、書面で部材の単価や品質を確認することになりますが、決定する際は、必ず現物を自分の目で確かめます。また、見積もり先の工事現場や建築後2、3年の実際の住宅を見せてもらいます。

●約款は相見積もりの段階で

 依頼先によって内容が異なるうえ、専門的で理解に時間がかかるのが、請負契約約款です。しかも大変に重要なものです。
 一般的に契約の際に契約書と一緒に提出されますが、その場で時間をかけてじっくり読んでいる暇がありません。そこで忙しい契約のときではなく、相見積もりの段階で約款のコピーを見せてもらい、何日もかけてゆっくりチェックします。約款から企業姿勢などを読み取ることができますから、依頼先選びの参考にもなります。

○約款をネットで手に入れる
 工事請負契約約款の内容は、住宅事業者側が作成するために、建主側に不利になりやすいという側面があります。そんなこともあって、最近はインターネット上で「消費者のための家づくりモデル・日弁連住宅建築工事請負契約約款」が一般公開され、誰でも簡単に入手できます。これを手に入れて、メーカー側から提示された約款と照合して、不利なところがないか、比較検討してみましょう。

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